ノコギリヤシサプリメントの効果効能

ノコギリヤシと亜鉛の相乗効果

前立腺肥大の症状の改善などで注目を集めている健康食品にノコギリヤシがあります。
一方、 男性ホルモンに関与する成分で、根強い人気があるサプリメントに亜鉛があります。
さらに最近では、亜鉛入りのノコギリヤシのサプリメントも出回っています。
ノコギリヤシと亜鉛は相乗効果があるのでしょうか?

ノコギリヤシの効果

ノコギリヤシの実の抽出液にはオレイン酸などの豊富な脂肪酸とステロール類が含まれています。
これらの成分が、前立腺肥大や男性型脱毛症の原因となるディハイドロテストステロンの合成に関与する5α-リダクターゼという酵素の働きを抑制する効果があります。

亜鉛の効果

男性ホルモン、テストステロンの代謝に必要不可欠なミネラルが亜鉛です。
亜鉛は人の体中に存在し、中でも前立腺に多く存在しています。
亜鉛はDNAやたんぱく質の合成に関与し、皮膚や髪の毛を健康に保ち、免疫力や性機能を高めます。
亜鉛はカキ、レバー、帆立、パルメザンチーズ、アーモンド、高野豆腐、うなぎ、卵黄などに多く含まれ、厚生労働省によると一日の推奨摂取量は成人男性で10mg、成人女性で8mgとされています。
たとえば、豚レバー100gあたり6.9mgの亜鉛が含まれています。
亜鉛は不足しやすいミネラルで、その吸収率も悪いと言われています。
亜鉛が不足すると子供では成長障害、大人では味覚障害、皮膚炎などが起きます。
また前立腺肥大症は、体内の亜鉛の量を減らします。

ノコギリヤシと亜鉛の相乗効果

男性ホルモンのテストステロンは5α-リダクターゼにより、より強いホルモンであるディハイドロテストステロンに変換され、前立腺肥大などの原因になると考えられています。
前述したようにノコギリヤシにはこの5α-リダクターゼを抑制する成分が含まれています。
亜鉛にもノコギリヤシと同様、5α-リダクターゼを抑制する働きがあります。
5α-リダクターゼが抑制されると、 ディハイドロテストステロンを減少させることができ、前立腺肥大などの症状の改善につながると考えられています。
このことからノコギリヤシは亜鉛と併用することにより相乗効果が期待されるといえるでしょう。

摂取量に注意

通常の食事で亜鉛の過剰摂取になる心配はありませんが、サプリメントなどで長期間にわたって大量に摂取すると中毒を起こし、下痢、嘔吐、発熱、神経障害などの症状がでます。
亜鉛の上限量は男女共30mgとされています。

ノコギリヤシも過剰摂取をすると胃腸障害などの副作用が出るリスクがあります。
ノコギリヤシには厚生労働省による推奨摂取量は定められていませんが、一日に200〜320mgを目安にするのが一般的です。
サプリメントを摂取する場合、必ずその製品の指示に従った用量と用法を守るようにしましょう。